ボランティアに参加する

災害ボランティアって、何をするの?

災害時のボランティア活動は、災害時の被害状況や災害規模、被災地の地域性や気候など、さまざまな条件により多岐に渡ります。また、ボランティア団体ごとに得意分野が違ったり、他の団体と連携を図ったりなど、その時々で柔軟にニーズに対応していくことが求められます。
一般社団法人 愛と感謝では、『内装解体』を主に行っておりますが、参加者様の「できること」や「やりたいこと」も積極的に取り入れ、幅広い活動ができるような団体を目指しています。例えば力作業が苦手な方でも、広報活動やリクルーティング、子供やご高齢の方のケア、ビジネスの再興支援など、被災地・被災者さんに寄り添いサポートを提供できる分野はたくさんあります。
現時点で特定の被災地での支援活動は行っておりませんが、「いざという時に力になれる」「こういう作業であれば参加したい」という方は問い合わせフォームより事前登録を承っておりますので、お気軽にご連絡ください。

内装解体ってどんな作業?

主に水害が発生した際に行う泥だしから始まり、目に見えない浸水した部分の断熱材や内壁(石膏ボード、ベニヤ板、各種建材)などを取り除く作業です。
災害復興支援 一般社団法人 愛と感謝 ボランティア
家財の移動
最初に行うお手伝いでもあり、内装解体の準備として、家財の移動を行います。 泥まみれの状態で、壊れているなど、再利用が難しいこともありますが、被災者さんにとっては大切な思い出詰まっている品。作業を進めることも大切ですが、敬意を払いつつ、残すもの・残さないものを確認しながら進めることも大切な作業です。
災害復興支援 一般社団法人 愛と感謝 ボランティア
床、壁、天井の板はがし
電動工具やバールやハンマーなどの工具を使って、廃棄したい浸水部分を取り除きます。浸水の高さによって進め方も変わってくるので、経験者の指示・監督の元、行う作業です。未経験者の方であっても、道具の使い方と手順を理解することで、出来るようになります。安全第一、経験者の指導の元、チャレンジしてみませんか?
災害復興支援 一般社団法人 愛と感謝 ボランティア
釘抜き

床や壁の板をはがしたあと、釘やビスなどが残りますので、それらを取り除くことで、大工さんの作業時間を減らす = 被災者さんの経済的負担を減らすことが出来ます。家 1 軒分の釘を抜くとなると、かなり地道な作業です。コツコツと取り組むことが出来る方にはお勧めです。

災害復興支援 一般社団法人 愛と感謝 ボランティア
泥だし
もっとも人手が必要になる作業の一つ屋内に堆積した泥や漂流ゴミなどを除去する作業。力仕事の印象がありますが、土のう袋への詰め込み、床下に潜っての除去など、女性や小柄で腕力に自信がないけれど、という方も多く活躍されている作業です。
災害復興支援 一般社団法人 愛と感謝 ボランティア
廃材搬出
解体で出た石膏ボードや断熱材、木材などの災害ゴミを搬出します。被災地においてのゴミの分別ルールを理解することも必要ですが、リーダーの判断の元、作業します。
災害復興支援 一般社団法人 愛と感謝 ボランティア
廃材のゴミ集積場への運搬
軽トラックや 2t トラックなどで、集積場に災害ゴミをもっていきます。マニュアル車が多いのが実情です。
災害復興支援 一般社団法人 愛と感謝 ボランティア
ブラッシング
木材にこびりついている泥、細かい隙間に入った泥をブラシなどで掻き出します。
災害復興支援 一般社団法人 愛と感謝 ボランティア
消毒(散布・ふき取り)
最後の仕上げです。高圧洗浄機や霧吹きで消毒液を散布することで、除菌を行います。木材は、泥を落としていても泥が詰まっていることが多く、何回か繰り返し、拭き掃除を行います。
災害復興支援 一般社団法人 愛と感謝 ボランティア
その他
発信・報告用に記録写真を撮影したり、スタッフ用の食事を準備したり、といったような作業もとても大切。スタッフがスムーズに作業できることが、支援の質とスピードに直結します。
水害作業マニュアル・服装(参考)
※全国社会福祉協議会ホームページより引用(画像はクリックで拡大できます)
https://www.saigaivc.com/app/download/3819477115/suigai-manual.pdf